前置詞はその名のとおり「前に置くことば」です。in、on、about、to など、忘れがちになる地味な単語で、日本語にすると「~の」「~を」「~へ」「~から」「~について」のように訳されます。
一般動詞には自動詞と他動詞があり、他動詞のほうはすでに前置詞に値する意味が含まれています。例えば like なら「I like Mary.(私はメアリーが好きだ。)」のように like 自体に「~が」も含まれているので、前置詞はいりません。
しかし自動詞の場合、たとえば「I live Japan.」では正確な英語ではありません。日本語でいえば「私は日本住んでいる。」のようなものです。「私は日本に住んでいる。」と正確に言うには「I live in Japan.」と、前置詞の in が必要です。
また、修飾語句として「いつ」「どこで」「誰と」などを文に付け加えるときにも大活躍するのが前置詞です。
実際は、旅行者として英語を話すときに前置詞を間違えただけで意味が通じなくなることは少ないです。でも英語の検定試験や学校の試験などでは、前置詞を正確に使いこなせないと点数がもらえませんので、ふだんから意識して身につけましょう。