英語は「主語 + 動詞」が基本ですが、主語がなくていきなり動詞で始まる文があります。「Sit down.(座りなさい)」などはよく耳にしますね。これが命令文です。
「~しなさい」は動詞の原形で始めます。「~してはいけません」という否定の命令は Don't + 動詞の原形になります。このように、命令文はとても単純で使いやすいと思うのですが、気をつけるべきはbe動詞の命令文です。
一般動詞の原形は、中1で最初に習う形のままです。つまり「三人称単数のときは s や es をつける」といった規則が適用されず、そのまま使えばいいのです。しかしbe動詞の原形は be で、中1レベルの英語ではあまり出てこない単語なので、使いこなせない人が多いのです。
そしてひとたび be という単語を使い始めると「命令文は必ず be を使う」といった間違った知識を自分でインプットしてしまい「Be sit down.」のように一般動詞の文にまで be を使ったりしてしまうのです。
be動詞で混乱さえしなければ、命令文ほど簡単なものはないですから、しっかり使いこなせるようになりましょう。
- 一般動詞の命令文
- be動詞の命令文
- 否定の命令文(一般動詞)
- 否定の命令文(be動詞)
- Please ~ の命令文
- ~, please の命令文
- Let's ~ の命令文
- Let's not ~ の命令文
英語例文教材:命令文(中学生レベル)
「命令文」の例文を練習するためのプリント教材を用意しました。PDF形式で印刷できます。レベルとしては中学1年生&英検5級程度から使用できます。英語を教えていると「今回導入した文法の宿題として、ぴったりの教材がないなあ」と感じること...