ニュースには、辞書には載っていないような最新の時事英語も多く登場しますが、画面を見るとどういう場面のことを話しているのかわかるし、すでに新聞や他のニュース番組で見聞きした話題であることも多いので、それなりに理解できるものです。
しかし、ただぼーっと見ているだけではリスニング力がつくかどうかは疑問です。私の場合、リスニング力が飛躍的に伸びたのは、2001年9月11日の米国の同時多発テロのニュースをNHKニュースの副音声で見ていた時です。
次々と新しい情報が飛び込んできて、いったいそこでは何が起こっているのかと、必死に耳をこらして聞いていたからです。日本語に切り替えて全てを把握したい欲求をこらえて、英語で聞き続けました。
イギリスのBBCやアメリカのCNNといった、海外のニュースでも良いのですが、こちらは日本の新聞やニュースで取り上げられていない話題が多いので、理解するのはNHKの副音声より難しいと思います。
でも逆に、全く知らないことを初めて聞くほうが「だいたいこんな事件だ」とわかっているより、新鮮で真剣に聞けるというメリットもありますね。