小麦粉などの粉末、水などの液体、牛肉などの肉類は「物質名詞」と呼びます。これらはどこを切り取っても同じ物質であることが特徴です。
たとえば「自転車」を例にとると、自転車のサドルだけ、ペダルだけ、タイヤだけをはずして持ってきて「これは自転車です」とは言えません。しかし水が一滴だけのときでも、バケツ一杯のときでも「これは水です」と言えます。もちろん飲食物だけでなく、鉄やガラスなども、どこを切り取っても変わらない物質なので物質名詞となります。
物質名詞の特徴は、数えられないので「a、an をつけない」「複数形にならない」ということです。容器に入れて「グラス2杯の水」としたり、「100グラムの牛肉」のように単位で表すことはできます。この場合、数えるのは水や牛肉ではなく、グラスの数やグラム数なのです。
Light travels faster than sound.
光は音より速い。
Do you have any money?
お金はある?
This beef is from Australia.
この牛肉はオーストラリア産だ。
Pass the salt and pepper, please.
塩とコショウを取ってください。
I'd like to have some juice.
ジュースを飲みたい。
May I have another piece of cake?
もう1つケーキを食べてもいいですか。
Water rusts iron.
水分は鉄を錆びさせる。
Some sand got in my eye.
目に砂が入った。
Mary often ate pizza when she was in college.
メアリーは大学時代、よくピザを食べた。