「英会話スクールに入会したものの、すぐに挫折して行かなくなった」とか、「英語の教材は家にいっぱいあるけど、全部新しいまま」という話を、大人になってから英語に挑戦しようとした人からはよく聞きます。
中高生は大学入試のため、大学生は就職試験のため、というふうに目的がはっきりしていて「勉強せざるをえない」をいう状況に追い込まれていますけれども、大人になってから英語を勉強しようとした場合は「英語しゃべれるようになりたいなあ」という漠然とした憧れしかなく、仕事・家事・育児・介護などで忙しく、なかなか続けることができないものです。
「明確な目標がない」ことが挫折の理由だとすれば、「英語の先生になる」を目標にしてはいかがでしょう?自由度が高く、年齢を重ねても働けて、お給料も悪くないですよ。
自宅で週に1~2日でも夕方の数時間だけ英語教室を開けば、育児や介護とも両立できますよね。バリバリ教えたければ、営業活動をがんばって生徒を増やし、週5日でも6日でもオープンすればいいですし。
塾や英会話教室に教えに行くなら、販売や事務のパートより高時給が期待できます。私は昼間の事務系パートがほぼ最低賃金なので、塾・英会話スクールでは約2倍の時給がもらえています。
さらに教える仕事は経験がものを言うので、募集人員の年齢層も高めです。今は「35歳まで」のような募集広告が出せなくなっていますが、その代わりに求人広告でよく見かけるのは「20代活躍中」「30代活躍中」ですよね。私が行っている英会話スクールは「40代・50代活躍中」という求人広告でした。実際採用された人には60歳の人もいましたよ。
そのほか、英語の先生とは少し違いますが、大学入試模試の英語採点者として数社登録していて、そのうちの1社は「定年80歳」です。打ち合わせ会場では私なんて若い方に入りますもの。
英語の勉強をする気、出てきました?